町田こひつじ幼稚園のホームページです。

教育目標・内容

  子どもが生まれてから5才までに獲得する能力は、それから先の人生で獲得する能力に匹敵すると言われています。乳幼児期は、感覚、感性、情緒、知性、機能の基本的形成の最も重要な時期で、一生を左右する最も大切な段階であると言えます。父母の愛情溢れる保護の下で育てられてきた子ども達が、その生い立ちの環境や性格の異なる子ども達と初めての集団生活に入り、自己中心の個の生活から社会生活の第一歩を踏み出す重要な時期を幼稚園で過ごすことになります。
 当園では一人ひとりの子どもの成長発達の過程を正しく認識し、全ての子ども達が精神的、肉体的、感覚的、知性的にバランスの取れた全面的な成長発達をもたらす教育活動に全力を注いでいます。
 また、当園では創設以来人間本来の優しさ、感謝の気持ちを育てる事をねらいに、キリスト教の精神に基づいた教育を大切にしています。

こひつじの歩みと活動

  当園は昭和24年に、こひつじ保育園を創立した豊田政次郎氏によって開園しました。その後昭和39年に東京都公認町田こひつじ幼稚園、平成16年には学校法人こひつじ学園町田こひつじ幼稚園となり現在に至っています。開園以来5,000名余りの園児が卒園し、年々新しい歴史を築いてきました。現在は約360名の園児が在園しています。
 教育内容としては、子ども達の発想を豊かにし、知性を育てる拡散的な思考能力の育成と、子どもの全面的成長発達の為に国の定める幼稚園教育要領の「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」(絵画・造形・音楽・劇遊び)の5領域を柱として全領域的にバランスの取れた指導をしています。
 特に絵画・造形指導は、当園独自のカリキュラムによって一人ひとりの知的能力・創造性・美的情操を育てる重要な内容として重点的に取りくんでいます。この取り組みの結果、全園児が飛躍的に成果を挙げ、全国はり絵展には全園児が毎回入賞しています。また、 幼児期に海外の人々と交流体験することによって国際意識を養い、世界の平和に貢献する人間の育成を願って20年前から毎年外国のお友達や教育者、児童文学者、音楽家、芸術家を招待して交流体験を積んでいます。今まで当園を訪問した外国のお客様はエストニア共和国の文部大臣・国立芸術大学学長、アフリカのウガンダ大使ご家族、インターナショナルスクールの幼児、リセフランスの児童と職員、ロシアの児童文学協会長と音楽、教育アカデミーの教育者、国立児童美術館長、ニューヨークの SCHOOL OF VISUAL ART の芸術学科長、ハンガリーの国営TV、ロシアの国営TVが取材、フィリピンの大学生など迎えて、親子で幅広い国際交流を体験しています。

*活動と評価
  こひつじの教育活動については、いろいろな機関から高い評価を頂いています。
 絵画の表現では、60色のえのぐを使って感覚的に優れた作品を生み、日本テレビ、(財)美育文化協会主催の「世界児童画展」では、毎年多くの入選、特選、特別賞を受け、団体賞として幼児の部で最高賞の文部科学大臣奨励賞を数回受賞し、個人の部でも複数の園児が文部科学大臣賞を受賞しています。また「1歳から100歳までが参加する全国はり絵展」では全園児が入選または特選に入り、この展覧会でも団体として文部科学大臣賞を毎年連続受賞しています。
 また、これまでスウェーデンの子ども達2000人が描いた3,026メートルの絵が世界で一番長い絵でしたが、2005年10月1日に長さ3,839メートルの町田こひつじ幼稚園児全員と画材メーカーの「ぺんてる」との共同で「夢列車」をテーマに描いた絵が、世界一長い絵としてイギリスのギネスブックで認定されました。